黒いなりのお話

「長岡黒いなり」って?

明治43年創業の山澤屋。長岡の本町にて、屋台でお稲荷さんの専門店を始めました


その後、店舗を構え、精進ずし配達専門店で長岡周辺地域の冠婚葬祭、

長岡花火で有名な長岡祭りでは圧倒的なシェアを占めていたそうです

ピーク時、最多注文は1件で6800折!

1日で8俵炊き、米屋の在庫が無くなり間に合わないほどで、

従業員も5人ほどだったので、寝ないで造ったそうです


長岡祭りの時期になると、半月前から稲荷の準備をはじめて、

トータル6000枚(12000個分)製造


当時から油揚げの注文を受けていた吉田屋店舗内は油揚げでいっぱいになり、

2Fの住居も埋まるほどでした。


その山澤屋は後継者不足により、2007年、惜しまれつつ止むなく閉店

閉店後も注文の電話が鳴り止まないので、番号を変えるほどでした


どうにかこの稲荷の味付け、タレ、製法を残して欲しいと、油揚げを納めていた吉田屋が引き継ぐこととなりました。


醤油と砂糖で2日も掛けて煮ますので、出来上がりは黒々とした茶色になります。

その独特な製法、色味から「長岡黒いなり」と命名し、今に至ります。


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出来上がりと購入方法